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▼マンガ 『サイクル野郎』
 
『サイクル野郎』をもっと知りたい人のために、サイクル野郎の紹介や各巻のあらすじをまとめてみました。
 
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 『サイクル野郎』作者の荘司としお先生について。貴重なインタビュー映像もあります!
 
 
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Interview 2
 
――取材の思い出がたくさんあるのではないですか?
荘司そうですね。あれは下北半島だったかな、バイクのスタンドを下ろして座ってたら、そこが少し坂になってたんですよね。あれ、と思ったらズルズル下がってバイクが道から田んぼに落ちてしまったんです。車もたくさん通ってるから誰か助けてくれるかと思ってたんですけど誰もとまってくれない。悔しいから一人でなんとか上げましたけど、なにしろナナハン(註・ホンダCB750K0)で荷物も積んでるから260キロくらいあるでしょ、渾身の力を込めてね。もう大変でした、あれは。
――青森までひとりでバイクですか。
荘司そう。北海道と九州はさすがに飛行機で行って現地でレンタカーを借りましたけどね。そうそう、下北半島では砂利道がずっと続く道があって、その振動で荷台に積んであったカメラが分解しちゃったこともあったな。輪ゴムで止めてどうにか写真は撮りましたけどね。以来、取材には必ず3台はカメラを持っていくようになりました。
――青森は苦い思い出ですね(笑)。
荘司尾道に行ったときはね、このときは車だったんだけど狭いカーブの坂道でね、向こうからバスがくるんですよ。何とか避けれるだろうとサイドブレーキを引いて待ってたらそれが抜けちゃったんですよ(笑)。道の下は50メートルくらいの崖になっていましてね、どうやったんだか忘れちゃったけど、ハンドルの具合で何とか落ちずに済みましたけど、あれは冷や汗が出ましたね。
――そういえば輪太郎もよく転落してましたね(笑)。
荘司專光寺では、道に血だらけのおじいさんが倒れてるんですよ。もうビックリしちゃってね。誰かが車で轢いて逃げたのかなと思って僕が疑われるのもいやだし助けようと思って近づいてみると、おでこに木の枝が突き刺さってるんですよ!
――(笑)大変じゃないですか!
荘司抜いて血が吹き出たら困ると思って、そのままにしといたんですけど(笑)、救急車の人が来て抜いてみたらちょっと傷にくっついてるだけでしたけどね。なんかその枝が落ちてきたらしくて気を失ってたようで。
――アハハ。良かったですね〜。
荘司でも僕も気が大きいほうじゃないからそのときは動転しましたよ。

  
「青林堂BODシリーズ『サイクル野郎』」を手に取る荘司氏
――取材のときはいつもユースホステルに泊まってらしたんですか?
荘司うん。冬の寒い時期なんかは、広い宿に僕ひとりなんてことも多くてね。十和田湖に行ったときかな。夜になっちゃって雨も降ってきてね。不安で不安でなんとか辿り着いたんだけど宿の人は待っててくれましたよ。こう、温かい味噌汁を作ってくれてね。
――変な話で恐縮ですけど、一人で旅をしてると女の子との出会いなんてのは‥‥。
荘司ははは。一度だけありましたね(笑)。あれもユースホステルで、宿で働いてる女の子だったのかな。僕も31歳でまだ若者の感じが残ってて、妙に優しくしてくれまして。花をくれてそれを僕がバイクに飾ってね。出発するときに手を振って冬になったらまた来るよって。六日町でスキー場があるところだったから。それ1回きりですね。
――そうしたエピソードを作品のなかに取り入れたりしましたか? 先生自身の転落も含めて(笑)。
荘司(笑)、そうですね。ああ、あと厳島神社のところで子供と一緒に無理心中しようとして助かった女性を見まして、その日は眠れなかったけど確か作品には使わせていただきましたね。
――7年も続いた作品ですので、『サイクル野郎』というとなにかサービスされたりなんてなかったんですか?
荘司四国の高知へ行ったときは凄い料理を出してくれましたよ。正月だったんで女房と子供を連れていったんですけどね。料理の真中に荘司先生って書いてあって食べきれないくらいの量があって‥‥。
――そういうときには先生も普段より良く描いたり(笑)。
荘司やっぱり少しはありますよね(笑)。

 
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